Googleスプレッドシートを使って業務を効率化する方法として、「Google Apps Script(GAS)」の活用が注目されています。GASを使えば、ボタン一つでデータ処理を自動化したり、外部サービスと連携したりと、さまざまな便利なことが実現可能です。
◆ 手順:GASを記載する場所を開く方法
- Googleスプレッドシートを開く
まず、自動化したいデータがあるスプレッドシートを開きます。 - メニューの「拡張機能」から「Apps Script」を選択
上部メニューにある「拡張機能」→「Apps Script」をクリックします。
※2020年以前は「ツール」→「スクリプトエディタ」でしたが、現在は「Apps Script」に名称が統一されています。 - スクリプトエディタが開く
別タブで「Google Apps Script」の編集画面が表示されます。
ここがGASを記載する場所です。
◆ 画面構成のポイント
スクリプトエディタには、以下のような構成要素があります:
コード.gs
(デフォルトで作られるファイル)
→ ここに直接スクリプトを記述してOKです。- メニュータブ
→ スクリプトの保存・実行・デバッグ・トリガー設定などができます。 - 左サイドバー
→ 複数ファイルやライブラリを管理できます。
◆ GASを実際に書いてみる
例えば、以下のようなシンプルなコードを コード.gs
に書くことができます:
function helloWorld() {
SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().toast("こんにちは、世界!");
}
上記のスクリプトを記載後、メニューの「▶ 実行」ボタンを押すと、スプレッドシート右下に「こんにちは、世界!」というメッセージが表示されます。